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看護師の給与データの補正の必要性について

看護師の平均年収は400万円強と言われています。これだけを聞くと

「看護師って高給なんだ、羨ましいね~」って思う意見が良く出てくるのもある意味しょうがないかもしれません。特に、普通の方は看護師の仕事は「単に患者さんの世話をしているだけ」のような認識の人も多くいますからね。

しかし、これは夜勤がある病院看護師が平均年収を引き上げているという面があります。

実際、夜勤がない街のクリニックや、病院であっても外来担当であれば夜勤がないので給与水準は低くなります。

夜勤や残業の分を省いて考えれば、つまり通常の仕事と同程度の勤務時間だとして考えれば看護師の給与はそれほど多くないということにもなります。

もちろん、専門職である以上、単なるレジチェッカーや品出しのパートさんなどはもちろん、介護職などの名称独占業務などに比べたらよい時間給とはなりますが、とびぬけて多い時給をもらっているというわけではないのですよね。

夜勤や残業があると、通常賃金の20%なり25%なりの割増となります。そのため、給料が高くなる傾向にあるのは当然なのです。よく見かけるデータではこの辺りの説明が抜けているように思えるのです。

もっとも、こうした給与データにおいて、残業代や夜勤による給与の増加を補正したというものはほとんど見かけません。データを作成している人も、補正をしなければ正しい比較データは出てこないということは普通に考えれば分かっているはずなのですがね。

なんらかの意図をもって補正をせずに出しているとしたら大したものですが、そうでなく「面倒だから」とか「計算がよくわからないから」ということなら私は職務怠慢だと思うのです。

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